私は有機野菜やくだものをはじめ色々な食品を武蔵野市の学校給食に納品しています。
あくまで納品業者としての関わりなので全てを知り尽くしているわけではないのですが、武蔵野市の学校給食は本当にレベルが高く、すばらしい取り組みを続けていると思います。
有機野菜や無添加調味料などを積極的に取り入れていますが、単純に「使用する」というのではなくて、どのような栽培で育ったものか?どのような原料で、どのように製造されたものか?細かく調べて把握しています。たとえば「マヨネーズに使用される卵を産む鶏が食べているトウモロコシは遺伝子組み換えされたものかどうか?」というところまで細かく調べて把握しているのです。
遺伝子組み換え農産物を排除すること、危険性のある国の輸入農産物(食品)をさけて極力国産品を使用する、そういった取り組みは、もうずーっと昔から続いています。
そういった食材の吟味だけでなく、調理の内容も、成形された加工食材や半加工食材、冷凍食品など一切使わず、すべて材料から調理しています。
こういった給食を長年実践してきていますが、保護者から集める学校給食費は他の市町村と変わらないそうです。
今年になって天洋食品の冷凍餃子で大きな被害が出ましたが、天洋食品の冷凍食品を給食に使用していた学校(小、中、高、幼稚園、保育園など)は全国で606ヵ所にのぼるそうです。
学校給食における中国天洋食品製造冷凍食品の使用状況等についてhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/02/080205/001.pdf
具体的な数字は公表されていませんが、ミートホープ社の偽装牛ミンチやコロッケを使用していた学校も多数あるようです。http://gakkyu-news.net/jp/030/post_283.html
私は武蔵野市の学校給食しか関わった事が無いので、こういった冷凍食品を使っていた学校給食が多数あることを今回初めて知って驚きました。
武蔵野市の学校給食の取り組みは、現場の栄養士さんや調理師の皆さんの努力、そしてそれを支える教育委員会や議会、それを歓迎し後押しする市民の声、そして私たちのような納品業者の努力もあって、成り立ってきたのだと思います。
学校給食は月曜から金曜まで週5食。1日3食で週21食のうちの5食だから、子ども達の食生活の約1/4を学校給食が担っていることになります。そう考えると給食の役割は重大だと思います。これからも納品業者としてできるかぎり子ども達のためになる食材を提供していけたらと思っています。
納品している学校給食の調理場から車で5分のところにいた絶滅危惧種のトモエガモ♂。
武蔵野市の給食のレベルの高さは、巷でも評判です。
私も羨ましいな~、家も引っ越して武蔵野市の給食食べられるようにしよかな・・・等と本気で考えたこともありました。
しかし、引っ越すことなく、娘は4月から杉並区の公立小学校に入学します。
週に5日食べる給食が子どもに及ぼす影響の大きさも充分考えました。
それが大きければ大きいほど、何とかしたい気持ちになりました。
しかし、それは、自分の子どもだけ守れば良い問題だとは思えませんでした。
自分の子どもにはオーガニックの食材を食べさせ、安全な生活を与えられたらそれでよいとは全然思いません。
それよりも、もっと多くの人に気が付いて欲しい、社会全体の流れをほんの一ミリでも良いから変えたいと思いました。
その為には、地域に根ざし、同じステージに立って訴えていく必要があると思ったのです。
私にとって何よりも大切にし、気をつけてきた食生活とは正反対の食生活を娘にさせることは、とても勇気がいる決断でした。(大袈裟かもしれませんが・・・)
でも、だからこそ、より一層家庭での生活、親の意識が問われるのだと思います。
私は、子どもに対して健康な体と健全な感覚、そして、自分の力で考え判断して生きていく力を残したいと思っています。お金も家も財産も、形に見える物は何一つ残せそうもありません。それでも逞しく生きてくれる人になって欲しいです。
近い将来、のはらさんの食材を小学校で採用してもらうのが目標です!
その時は宜しくお願いします!!